Foodtech Venture Day vol.2 は、おかげさまで12月5日にご好評のうち終了いたしました。
 

 


次回のテーマは、"Personalized Food/Drink & Food Data"
フード周辺のサービスやプロダクトの進化、デジタル化により、食事や身体・心にまつわるデータが集まりつつあります。
また、現代の生活では1人で食事を摂る「個食」が増えてきている中、
食べもの・飲むもの・あるいは食べ方も、
一人一人のニーズを反映したものであることが求められてきています。
 
この領域で事業展開されている、もしくは企画されている方は、企業・団体・個人を問わず、是非お取り組み内容についてお知らせください。
 
なお、上記の次回イベントは、2020年3月に開催を予定しておりましたが、 新型コロナウイルス感染症が拡大している状況を受け、多数の参加者が集うイベントの開催を延期することと致しました。
 
次回イベント開催の詳細は決定次第、本HP、Smart Kitchen Summit Japanの公式facebook等でご連絡致します。
引き続き、宜しくお願い申し上げます。

 

What's Foodtech Venture Day?

食・料理の産業進化の原点。

和食文化をはじめ、彩りある地方文化、伝統技術、食器や調理器具などの丁寧なモノづくり技術に至るまで、日本人が古来より食の分野で育み、現代に受け継がれる財産は多岐にわたります。こうした伝統、文化、技術は「食・料理」の領域で日本が世界をリードし得る、計り知れないポテンシャルを秘めています。さらには進化が加速するテクノロジーやサイエンスを組み合わせることで、人々の暮らしをより豊かにするサービスや製品を生み出せるという期待が高まっています。しかし、様々なプレイヤーが個々の強みを持つものの、複数のプレイヤー同士が互いに関連を持ちながら有機的につながる機会は十分ではなく、協業による取り組みの実現には時間が掛かるというのが現状です。  
そこで立ち上がったのが、Foodtech Venture Day。食&料理やその関連領域(製造、物流、ヘルスケア、農業など)で活躍するベンチャー企業と、大手の事業会社、投資家、研究機関など多様な領域のキープレイヤーとのコラボレーションをダイナミックに促進することで、産業進化が加速していくことを目的としています。
 
Foodtech Venture Dayを企画・運営するのは、「食・料理」最先端トレンドに精通し、スマートキッチンサミットジャパンの主催者として同領域のコミュニティネットワークを形成・拡大し続ける株式会社シグマクシスと、最先端の技術トレンドに明るく、テックプランター等の企画・運営を通じて研究・技術の社会実装に邁進する株式会社リバネス。「大企業の新規事業開発」と「研究の事業化」とのプロフェッショナルでもある両社のコラボレーションにより、大きな木になる種を持つベンチャー企業が多様なプレーヤーと繋がり、食・料理の進化を実現する場を生み出します。
 
志高いベンチャー企業と、そして産業進化を目指すサポーターとの出会い。
このFoodtech Venture Dayの熱量を共有し、食・料理の産業進化の原点を創り出すプレイヤーのみなさまの参加を募集しています。
 
2019年6月に実施した、vol.1についてはこちらから

What's the theme of vol.2?

"Food loss & waste (フードロス問題)"

第2回目となる今回のテーマは「Food loss & waste (フードロス問題)」。
現在、世界全体で生産された食料のおよそ3分の1にあたる、約13億トンが毎年捨てられているといわれています。
日本においても年間643万トンの廃棄が発生しています環境省食品ロスポータルサイトより http://www.env.go.jp/recycle/foodloss/general.html#EN1 ) 

問題解決への取り組みは世界中で広がりつつあり、欧州中心に食糧残渣に関する罰則化が進んでいます。
日本でもフードロス削減推進法が5月に制定され、10月に施行されました。

この問題の解決策を語る時、罰則の強化、節制・我慢を強いるライフスタイルといったイメージが先行しがちです。
しかしその一方で、テクノロジーを活用し、合理的に、無駄なく、楽しく、持続的な方法でフードシステムの変革に挑むプレーヤーが実際に活躍し、注目を集めています。
今回は、事業を通じてフードロスに取り組むプレーヤーにご登壇いただき、参加者の皆様とともに議論を深めていきます。

セッション終了後は、フードロスをテーマにしたお食事を囲みながらのネットワーキングタイムも設けております。

Event Overview

名称

Foodtech Venture Day  vol.2

日時

2019年12月5日 17:00開場、17:30開始(~20:30まで。終了後懇親会有り)

会場

虎ノ門タワーズオフィス カンファレンスルーム (Room7)
(東京都港区虎ノ門4-1-28 虎ノ門タワーズオフィス 6F)

アジェンダ 

■オープニング(17:30-)

■第1部 (17:55-)

-フードロスの課題理解 

■第2部(18:50-)

フードロス問題に挑むベンチャー

■休憩 (19:50-)

■第3部(20:00-)

ーリフレクション & シェアアウトセッション

 

終了後は、懇親会(軽食付)を予定しております。(20:50~)

※懇親会は、同ビル9階 シグマクシスオフィスで行います。

 

アジェンダは予告なく変更させていただく場合があります。

定員

100名

チケット

15,000円/1人(懇親会費用等を含む) 

参加登録はこちらから

主催

株式会社シグマクシス

企画運営協力

株式会社リバネス

第1部 登壇者 (五十音順・敬称略)

 

田中 宏隆

(Hirotaka Tanaka)
株式会社シグマクシス 
ディレクター/
スマートキッチンサミットジャパン主催・企画

平井 巧

(Satoshi Hirai)
東京農業大学非常勤講師
 

ベンチャー企業・10社の登壇が決定!(アルファベット順)

引き続き募集しております。

第2部 登壇者

 
 

株式会社コークッキング

 
 

COFFEE FREAK PRODUCTS

 

株式会社DATAFLUCT

デイブレイク株式会社

株式会社ファーメンステーション

合同会社フラットアワー

 
 

Grubin 

ファイトケム・プロダクツ株式会社

 

株式会社テオーリア

株式会社ワニック

Event Report

 
 
「フードテック」という言葉の浸透が急速に拡がる今、より新しく豊かな食体験の実現にむけた事業創造がますます進んでいます。そうした食にまつわる事業を作っていく私たちが見過ごせないのが「フードロス」の問題です。

 

売れ残り、期限切れ、食べ残しなど、本来は食べられたはずの「食品ロス」は、国内で年間約621万トン発生しています。これは東京都民が一年間に食べる量と同程度、世界の食料援助量(320万トン)の2倍に相当します。日本人1人当たりお茶碗1杯分の食べものを毎日捨てていることになるのです。

 

この現実に、我々はどのように向き合うべきか。12月5日、東京の虎ノ門にて開催された「Foodtech Venture Day vol.2 -Food Loss & Waste-」では、「フードロス」の解消に走り続けるフロントランナー3名、そしてテクノロジーとアイデアで変革を起こし始めたベンチャー企業10社が登壇し、それぞれのビジョンや取り組みを共有。会場には大企業やベンチャーを中心とした多様なプレイヤーが集結し、彼ら自身の視点も加えながら会場を熱く盛り上げました。


■フードロスは何故発生するのか?そもそもフードロスとは何なのか。

 

 
 
第1部のパネルディスカッションでは、まず、東京農業大学と共に展開する「フードロスの学校」で学長を務められているhonshokuの平井巧さんから、「食品ロス」「フードロス」「フードウェイスト」の違い、その発生原因、関連する社会問題、SDGs(Sustainable Development Goals)における位置づけなどの基礎的な知識を、あらためて教えていただきました。
 
農畜水産物の流通支援プラットフォームである『SEND』など、食料・資源・生態系関連の起業家である、たべものカンパニーの菊池紳さんは、フードロスの根本原因を「オーバーサプライが起きている。余っているから捨てている。」としました。オーバーサプライが発生する仕組みとして、農業の調整政策はあるものの市場に依存していることによる過剰生産の傾向や、”捨てたくない”という人間的な感情とは反して、流通の効率化のためには食品を廃棄する方が経済合理的である現状が共有されました。


■フードロスは何故発生するのか?そもそもフードロスとは何なのか。

 

 
 
菊池さんは、持続的な社会の実現のために、食品に限らず「再生産可能なリソースの発見、そしてその社会実装を進めていくこと」を提言。しかし、まずは「地球生態系という意味でのエコシステムに、食料の生産や流通が与えているインパクトについて、皆でもっと深く学ぶこと・理解すること」の重要性を強調し、ラーニング活動の発足と参加を呼びかけていました。
 
消費者の意識を変えるべく、自治体や民間企業といっしょにフードロスに関する企画・プロデュースや、家庭で余った食材を持ち寄り、シェフの料理を楽しみながらフードロスをリアルに考える「サルベージ・パーティ」を行う平井さんは、「食べ物を捨てることの何がいけないのか、は、メディアや社会の風潮に流されるのではなく、私たち一人一人が自分自身で考えるべきことである」という前提の上で、「様々な意見、立場を持つ人達が一緒に議論していくべき」と提言しました。
 
同じく、生活者の意識の変化を起点に変革を志すユナイテッドピープルの関根健次さんは「心を変え、行動を変え、世界を変える」ために、まずは「映画を通し本気で行動する人の姿を伝える。見る人の心にどんどん刺していきたい」と語りました。
 
 

■未利用・未活用の資源をつかって、価値創造

 第2部はベンチャー企業10社によるピッチタイムです。食べられる、使えるのに捨てられている資源に着目して事業を興した各社の活動に注目が集まりました。

 

 

 

ファーメンステーションは、独自の発酵技術で循環型社会の構築を目指して研究開発に取り組んでいます。今回は、耕作放棄地だった水田を活用した、ゴミが一切でない「サステナブル・米エタノール」や、リンゴの搾りかすから抽出されるエタノールなど、資源を無駄なく活用して作られた化粧品原料や製品が紹介されました。




ファイトケムプロダクツは、食品加工の現場で通常捨てられてしまう廃食油から高付加価値素材の生成・製造に取り組む東北大学発のスタートアップです。米ぬかからビタミンEなどの健康機能成分を取り出し、製品化に成功しました。



 
フィリピンで大量に廃棄されるココナッツウォーターを活用したスピリッツを製造するのは、ワニックサーキュラーデザインの実現だけでなく、世界的にも評価される美味しさを実現、最終的には現地の雇用創出にも寄与することを目指しています。



 
デイブレイクは自社の優れた特殊冷凍技術を活用し、廃棄される高級フルーツからフローズンフルーツ"henoheno"を製造。2019年3月のローンチ以来、100社への導入を達成し、事業成長を加速させています。今後は、ロスが発生した現場でそのままロスを解決できるようにする仕組みの構築と拡大に取り組むビジョンを明らかにしました。



 

COFFEE FREAK PRODUCTSは、コーヒーを提供する際に出るグランズ(かす)の資源化を目指しています。現在は、店舗から排出されたコーヒーグランズを回収し、キャンドル・石鹸を製作、カフェ店舗へ卸すサービスを展開しています。また、排出されるグランズ全量をエネルギー源として再利用するブロック状燃料「COFFEE BLOCK」の開発を行っています。おしゃれなキャンドルや石鹸の展示は非常に人気が高く、人だかりが出来ていました



 

サバやクエなど人気な魚の影で、大量に捨てられている「未利用魚」。フラットアワーは、これを正しく処理し、人気の魚と併せてエンドユーザーに直接届けています。実は、日本の漁業は世界的に比べてその持続可能性を疑問視されています。日本の海洋資源活用、漁業の変革が求められている現状も共有いただきました。

 

■生活に寄りそい、身近に解決。

消費者の生活により近いところで無理なく、楽しく、フードロス解消に貢献できるサービス・商品の紹介もありました。

 

 

 

コークッキングからはレストランで余ってしまったお料理を、おいしくお得にレスキュー(テイクアウト)できる、フードシェアアプリ「tabete」を紹介。リリース以降、登録者・店舗数の拡大だけでなく、東京駅「グランスタ」や藤沢市、浜松市、さいたま市とのコラボレーションなど、ますますインパクトが拡がっています。リソースだけでなく、働く人・使う人の持続性の重要性、そして、「ポジティブ」に取り組むことの重要性を訴えました。




テオーリアは、様々な理由で廃棄となってしまうオーガニック食品を、通常の2~4割引で提供するオフィス向け置き菓子サービス「snaccuru(スナックル)」を紹介。「フードロス商品」とあえて銘打たず、シンプルに美味しくて、体に良いものを、手の届きやすい価格で提供することを価値として、この仕組みを広げることに注力しています。キャッシュレス決済や売上の見える化によるダイナミックプライシングもできるようになりました。



■ムダが発生しない仕組みづくり。

 
DATAFLUCTは、食品を始めとし、売れ残りによる廃棄の削減を目指した、フードロス特化型需要予測、ダイナミックプライシングのシステムを開発。廃棄を減らしながら、更なる売上の成長を実現させています。

 

東京大学の学生が中心となって取り組む次世代型食品リサイクルプロジェクトGrubin からは、「アメリカミズアブ」というハエの一種を活用したオンサイトリサイクル装置が紹介されました。装置に投入された生ゴミをミズアブの幼虫が高速分解。成長した幼虫は高タンパク質の飼料として加工され、魚類養殖や養鶏などに活用されるという完全循環モデルを創り上げています。


主催

 

企画運営協力

 

 

 
ベンチャー、団体で活動されている皆様へ

Foodtech Venture Day vol.2では、フードロス削減をテーマに活動している方向けに、実現したい世界観やお取り組み内容を共有いただく機会を設けております。
以下に当てはまる企業・団体・個人の方は、是非以下のフォームを通しお申込み下さい。
※ご応募頂いた皆様に参加の約束をするものではございません。  

 

・フードロスという社会課題に対し、アイデアやテクノロジーを用いた解決を試みている/志している
・コラボレーション機会を探したいベンチャー企業 ・慈善活動ではなく、事業として取り組んでいる 
※企業・団体・個人、形は問いません